2016年JLL不動産投資分析レポート
不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供するJLLの日本支社、ジョーンズ ラング ラサール株式会社は、同社グループがまとめた投資分析レポートの結果を発表した。
世界の2016年通年での商業用不動産投資額は前年比減
同レポートによると、2016年通年での商業用不動産投資額は世界全体で6,510億ドルと前年と比べて8%減(速報ベース)となった。うち、日本はドル建てでは338億ドルで前年から1%の減少、日本円建てでは3兆6,700億円で前年からは11%の減少となった。
日本市場における減少の背景としては、売買市場に出される不動産物件量がある。2016年第1四半期から第3四半期の間は投資額が停滞している状況が続くとともに、J-REITなどのスポンサーから物件を取得するケースが投資額全体の50%近くを占めていた。一方で、第4四半期にはこの比率は30%程度まで低下し、私募ファンドなどによる投資額の増加がみられた。
物件が市場に供給される量は、引き続き売却希望者と購入希望者の間の価格感のギャップや金融機関の貸し付け攻勢による、リファイナンスの障壁の低下から、引き続き限定的とみられる。一方で、オフィスや小売り、住宅などをこれまで主戦場としてきた投資家が物流施設やホテルへの投資にシフトする動きが見受けられている。
2017年の日本市場の予測
2017年の投資額については、JLLリサーチ事業部長の赤城威志氏は大きな減少とはならないことを予想した。これは市場の投資需要の高さと金利水準の安定した推移見込みによるものである。次いで、今後のキーポイントは大型物件の市場投入や売り手の価格目線となることを示唆した。
(画像は同社公式サイトより)

[速報-2016年通年]世界の不動産投資額、前年比8%減の6,510億ドル 日本は1%減の338億ドル(円建てで11%減の3兆6,700億円)
http://www.joneslanglasalle.co.jp/japan/