地価の下落スピードが鈍化
国土交通省は9月20日、平成28年の「都道府県地価調査」の結果を発表した。調査によると全国的に地価は下落しているものの、下落幅は縮小している。
用途別では住宅地と工業地が下落。しかしながら、下落幅は縮小傾向が続いている。商業地は昨年の下落から、横ばいへと転じた。
三大都市圏の住宅地の地価をみると、雇用情勢の好転を背景に、住宅ローン減税などの施策効果もあって堅調に推移している。
東京圏の平均変動率は3年連続で小幅な上昇となった。半年ごとの地価動向は、前半(平成27年7月~12月)、後半(平成28年1月~6月)共に0.5%の上昇となっている。
大阪圏の平均変動率は、昨年から横ばい状態が続いている。半年ごとの地価動向は、前半が0.2%の上昇、後半が0.1%上昇した。
名古屋圏の平均変動率は、4年連続で小幅な上昇を維持している。半年ごとの地価動向は前半が0.7%の上昇、後半が0.5%の上昇だった。
下落幅は縮小傾向に
地方圏の平均変動率は下落が続いているものの、下落幅は縮小している。半年ごとの地価動向は、前半が0.3%の上昇、後半が0.4%の上昇。
札幌市、仙台市、広島市、福岡市の地方四市では、平均変動率は4年連続で上昇しており、上昇幅も昨年より大きくなっている。地方四市の半年ごとの地価動向は前半が1.6%の上昇、後半が2.1%の上昇となった。

国土交通省のプレスリリース
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