4~6階建てがメインターゲット
旭化成ホームズ株式会社は、上層階における店舗・事務所など多様なニーズにも対応可能な中高層用ビルディングシステム「ヘーベルビルズシステム」を新たに開発し、11月より東京23区とその周辺エリアで先行販売を開始する。
モデルルームは、錦糸町住宅公園において、2016年8月着工済、2017年3月完成予定。試作棟は、住宅総合技術研究所において2016年8月竣工済である。
同システムは、上層階での店舗や事務所などの商業用途が想定される4~6階建てをメインターゲットとして開発した中高層用ビルディングシステムである。
工業化手法により高品質・高精度の建築を可能とした。東京オリンピックに向けた建築工事の増加に伴い、労務単価高騰・熟練技術者不足が懸念されており、工業化が果たす役割は大きなものとなる。
同システムおよび同社の従来システムそれぞれの特徴を活かして中高層受注を強化し、2020年度には4階建て以上の受注全体で500億円を目指す。
今回開発された技術の特徴
同社がこれまで販売し、特に3階建て・4階建て市場を牽引してきた「ヘーベルハウス フレックス」において開発された「システムラーメン構造」の技術は、鉄骨(ラーメン)造の建築物を工業化し、短工期・低価格・安定品質を実現した。
今回の新躯体開発にあたっては、長年にわたり実績を積んできた「システムラーメン構造」の基幹技術や生産・施工方法を継承しながら中高層建築用に進化させることで、施工の大部分を自社グループ(旭化成住宅建設株式会社)で施工可能とし、高い品質の確保と長期的なコストダウン促進を目指している。
各階の階高を2.8~3.5mの範囲で設定可能として商業用途にも対応するなど進化させ、品質と精度を確保しながら飛躍的に自由度を高めて8階建てまでの建築が可能となった。
また、ヘーベルハウス同様に、外壁のALCコンクリート「ヘーベル」の取り付けには、地震時の変形に対する追従性の高い独自のロッキング工法を用い、振動抑制装置や制震装置も用意した。
更に、基礎工事も工業化するなど現場工程を極力単純化し、工業化が進んでいない中高層建築市場において高品質で高効率な施工を実現する。
これらにより、「ヘーベルハウス」同様に自社施工を前提とした“工業化住宅”ならぬ“工業化ビルディング”を目指して開発した中高層用のビルディングシステムである。
(画像はプレスリリースより)

旭化成ホームズ プレスリリース
http://www.asahi-kasei.co.jp/